6月2日(日)に行った“映画「栞」上映会@隼Lab.”
ちょっと時間が経ってしまいましたがご報告とお礼です。
当日は最終的に194名の方にご参加いただきました!
ありがとうございました。
半年の準備を経て実現したこの上映会&トークイベント。
参加くださった皆さんは,どんな感想を持たれたでしょうか。
始まりは友人でもある俳優・阿部進之介さんと飲みながらの会話でした。
直感的に「やるべきだ!」と取り掛かりましたが・・・
なぜ「栞」なのか?
なぜ隼Lab.なのか?
そもそも,なぜやるのか?
たびたびやってくるこれらの「なぜ?」と向き合う中で,
このイベントの意義がより明確になったことを感じました。
”リハビリの先生”理学療法士が、実際の医療現場でどのような苦悩に直面し、
葛藤しながら日々患者と向き合っているのかを実話を元に描いた映画『栞』。
どうすることもできない現実に理学療法士、患者、家族。
それぞれがどう向き合ったのかが観る者の心に深く突き刺さり、
「ではどうすれば…」と考えさせられる。
上映後、その心に残るモヤモヤと共にトークショーを行ないました。
元理学療法士の経歴を持つ榊原有佑監督が伝えたかった医療現場のリアル、
理学療法士・雅哉を演じた三浦貴大さんの役に向けた覚悟や
頚椎損傷の患者・孝志を演じた阿部進之介さんの考えた心の表現。
映画を作った皆さんが大切にした意図や思いが観客の皆さんに直接届けられました。
「10年ほど前の設定のストーリーということで、現在は色々と現場も変わってきているけど
患者の人生に寄り添う大切な仕事だということは変わらない。」
とは鳥取県理学療法士会・三谷管雄会長。
谷口も作品に登場した人物たちの苦悩や葛藤に、
今の、そしてこれからのメンタルヘルスケアが出来ることなどをお話させていただきました。
司会の奈羅尾玲子さんも限られた時間内で伝えたかったことを上手く引き出してくれ、
「この映画に一つの答えなどなく、皆さんに考えたり話たりしてもらうことでこの作品は生き続ける」
という監督の言葉通りになったのではと手応えを感じました。
映画というメディアを通じてメンタルヘルスの普及啓発活動をすることによって、
これまでとは違う層にアプローチできる。
1つの形として,今後も続けられそうだなとも思いました。
とっても大変ですが,また挑戦したいです。
また,Psychoro(サイコロ)の活動をこれまで以上に多くの方々に知ってもらう機会となり,
「腹を括らないと」と改めて思い直しました。
三浦貴大さんもコメントしてくださっています。
昨日の鳥取県隼lab.での映画「栞」上映会&トークショー。スタッフの皆様の暖かさが感じられる素晴らしいイベントでした!至れり尽くせりの歓迎をしていただき、本当にありがとうございました!
— 三浦貴大 (@TakahiroMiura_o) June 3, 2019
また、ご来場いただいたお客様にも深く感謝申し上げます。
榊原監督もありがとうございます。
当日はお弁当やスイーツなども楽しんでいただけるよう小さなマルシェも登場。
車椅子乗車体験では若い人たちが車椅子に乗って操作してみる様子もたくさん見られました。
若手理学療法士を中心としたコアスタッフたち。
日々患者さんと向き合いながら準備も進め、使命感と情熱に溢れたそれぞれが本当に頑張ってくれました。
いい笑顔。
なお,当日行ったアンケートは,以下のような結果でした(5点満点です)
- 映画の満足度 4.54
- トークイベントの満足度 4.70
- 理学療法士に関する理解度 4.42
- マルシェの満足度 4.01
- スタッフ対応の満足度 4.59
イベント運営は初めてのメンバーで手探り状態でしたが,概ね良い評価を頂けたのかなとホッとしています。
スタッフみんなで集合写真。
「PT(Physical Therapist: 理学療法士)ポーズ」。
動画撮影をお願いした木下陽介さんと。彼の作るムービーには愛があります。
最後になりましたが,
共催の鳥取県理学療法士会,協賛くださった企業・個人の皆様,
その他お手伝いくださった皆様に心から感謝申し上げます。
そして,撮影の合間に駆けつけてくださった三浦貴大さん,
イベント開催に協力してくれた阿部進之介さん、
そして榊原有佑監督,
帯同くださったプロデューサーの伊藤主税さんとヘアメイク岩鎌智美さん。
ありがとうございました。
【協賛くださった企業・個人の皆様】
青野篤子
㈱遠藤農園 OZ GARDEN
学校法人大阪滋慶学園 鳥取市医療看護専門学校
内科・消化器内科 片原ごとうクリニック
斎藤基
医療法人さとに田園クリニック
鳥取生協病院
竹林公園 Yazu garden café
有限会社 徳吉薬局 福祉事業部
有限会社 ヒラタ塗装工芸社
日中東北物産 有限会社
福祉用具販売貸与事業所 やまだや
訪問看護ステーション ナースくる
一般社団法人 まるにわ