みさなん、こんにちは。
わたしはスゥスゥといいます。
現在ひきこもりながら、サイコロさんのウェブサイトの更新をお手伝いしています。
自分を知るために時々本を読んだりしています。
文を書くことも好きなので、、、
いいなと思った本の感想を書いてみることにしました。
よかったら読んでみてくださいね。
『見えない違い―私はアスペルガー』
原作 ジュリー・ダシェ
作画 マドモアゼル・カロリーヌ
訳者 原 正人
発行 花伝社
この本は、主人公の女性が、自分はアスペルガー症候群であると知ったことをきっかけに、自分らしさを取り戻していく物語です。
原作者のジュリー・ダシェが、多くの人にアスペルガーのことを知ってもらうために、自分の経験をもとに書きました。
アスペルガー症候群を知るための情報がコミックスタイルで表現されていて、とってもわかりやすいです!
このページの目次
<スゥスゥの感想>
○序文に感動
○ぴたりとはまる表現が気持ちいい!
<本のあらすじ>
○居心地の悪さの理由
○わたしはアスペルガー症候群
○アスペルガーを知ってほしい!
<スゥスゥの感想>
○序文に感動
わたしは、まずこの本の序文に感動しました。
「あなたたちは、時に“どこか過剰だ”と言われ、“時には何かが足りない”と言われます。」
それは、自分に対して感じていた違和感。。。
わたしは、ずっと自分が「欠陥品」だと思い込んで生きてきました。
でも。ジュリー・ダシェは言います。
「私たちは皆、規範という首枷に拘束されながら生きていて、尊敬の念と寛大さを持つことができずにいます。・・・あなたたちはその首枷を粉々にすることができるのです。」
わたしは、アスペルガー症候群の診断を受けたわけではありません。
ただ序文を読んだだけで、自分がすっぽり受容されたような気持ちになりました。
本当は、ずっと前からそうだと知っていたんだ。。
まるで、抑え込んでいた本当の自分の声が、ジュリーの言葉を借りてわたしに語りかけてきたようでした。
○ぴたりとはまる表現が気持ちいい!
わたしがこれまで、「アスペルガー」をはじめ、「発達障害」に関する情報の多くが、「男性の専門家」が「男性の発達障害」を見る目線なような気がして、どこか腑に落ちない違和感を持っていました。。
これは主人公のマルグリットが本当の自分を知り、そして愛せるようになっていくお話です。物語を分解していくと、彼女がどんなことに対して何を感じてきたのかという、細かなエピソードで構成されています。
ページをめくるごとに、「わかる!」「そうそう、そうなの!!」彼女の感じる居心地悪さや、心安らぐことに、わたし自身も共鳴します。ぴたりとはまる表現に、気持ちよさを感じました。
原作者のジュリーが、生活の中で感じるひとつひとつの感覚をしっかりと捉えられているから、言葉やイラストとしてアウトプットできるのだと思います。心の奥深くに眠る本当の自分の声を知り、和解するためにがんばった彼女を尊敬しますし、その言葉に勇気をもらいます。
自分がアスペルガーであることを知った彼女が、自分を大切にしながら生きる視点で考えが表現されているところが素敵だなって思いました。
アスペルガーであっても、そうでなくても。感覚の過敏さや、人との違いに生きづらさを感じていたら、ぜひ読んでみてほしい一冊です。
<本のあらすじ>
○居心地の悪さの理由
この本の主人公マルグリットは、27歳の女性でフランスに住んでいます。
好きなものは動物、ポカポカ暖かい日差し、チョコレート、ベジタリアンフード。
お家で動物たちとのんびり過ごす時間に癒されています。
一方で、賑やかなパーティや急な予定変更、冗談を理解することなどが苦手です。
見た目こそみんなと同じですが、中身はまったく違うことに、誰よりもマルグリット自身が困惑していました。
「わたしだってありのままを受け入れられる価値があるはずなのに・・・」
マルグリットは、自分が感じている居心地の悪さについて、インターネットで情報を集めます。
そうして辿り着いたのが「アスペルガー症候群」でした。
○わたしはアスペルガー症候群
マルグリットは自閉症情報センターで検査を受け、ようやく「アスペルガー症候群」の診断を獲得しました。
「当たり前じゃないことが、ようやく当たり前になった!」
マルグリットはとても喜びます。
しかし、アスペルガー症候群の診断を受けても、彼や会社との間の居心地の悪さが解消されることはありませんでした。
「あなたにだけ特別扱いはできない」
「言い訳ができてよかったな!」
現実の見えない壁を前に、マルグリットは悲しい気持ちになってしまいます。
そのとき・・・
○アスペルガーを知ってほしい!
「今こそ立ち上がるのよ!マルグリット」
小さな自分の声が聞こえました。
それは、人とは違う自分を彼女自身が引き受ける覚悟をした瞬間だったのです。
その後、マルグリットは彼と別れ、会社を辞め、夢だった社会心理学の勉強を始めます。
彼女の発信するブログや動画は150万件以上のアクセスを集めます。
偏見と戦うことが、彼女の一番の関心ごとになりました。
ついには本書『見えない違いー私はアスペルガー』を出版するまでに至るのです。
でもこれは表面的な結果です。
重要なことは、彼女が自分を知り、自分を愛せるようになったこと。
苦しみも自分の一部として引き受けた時、自分らしい人生を満喫できるようになったということです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
また、参考になる本や映画などの感想が書けるといいなと思います。
スゥスゥ
わたしはスゥスゥといいます。
現在ひきこもりながら、サイコロさんのウェブサイトの更新をお手伝いしています。
自分を知るために時々本を読んだりしています。
文を書くことも好きなので、、、
いいなと思った本の感想を書いてみることにしました。
よかったら読んでみてくださいね。
『見えない違い―私はアスペルガー』
原作 ジュリー・ダシェ
作画 マドモアゼル・カロリーヌ
訳者 原 正人
発行 花伝社
この本は、主人公の女性が、自分はアスペルガー症候群であると知ったことをきっかけに、自分らしさを取り戻していく物語です。
原作者のジュリー・ダシェが、多くの人にアスペルガーのことを知ってもらうために、自分の経験をもとに書きました。
アスペルガー症候群を知るための情報がコミックスタイルで表現されていて、とってもわかりやすいです!
このページの目次
<スゥスゥの感想>
○序文に感動
○ぴたりとはまる表現が気持ちいい!
<本のあらすじ>
○居心地の悪さの理由
○わたしはアスペルガー症候群
○アスペルガーを知ってほしい!
<スゥスゥの感想>
○序文に感動
わたしは、まずこの本の序文に感動しました。
「あなたたちは、時に“どこか過剰だ”と言われ、“時には何かが足りない”と言われます。」
それは、自分に対して感じていた違和感。。。
わたしは、ずっと自分が「欠陥品」だと思い込んで生きてきました。
でも。ジュリー・ダシェは言います。
「私たちは皆、規範という首枷に拘束されながら生きていて、尊敬の念と寛大さを持つことができずにいます。・・・あなたたちはその首枷を粉々にすることができるのです。」
わたしは、アスペルガー症候群の診断を受けたわけではありません。
ただ序文を読んだだけで、自分がすっぽり受容されたような気持ちになりました。
本当は、ずっと前からそうだと知っていたんだ。。
まるで、抑え込んでいた本当の自分の声が、ジュリーの言葉を借りてわたしに語りかけてきたようでした。
○ぴたりとはまる表現が気持ちいい!
わたしがこれまで、「アスペルガー」をはじめ、「発達障害」に関する情報の多くが、「男性の専門家」が「男性の発達障害」を見る目線なような気がして、どこか腑に落ちない違和感を持っていました。。
これは主人公のマルグリットが本当の自分を知り、そして愛せるようになっていくお話です。物語を分解していくと、彼女がどんなことに対して何を感じてきたのかという、細かなエピソードで構成されています。
ページをめくるごとに、「わかる!」「そうそう、そうなの!!」彼女の感じる居心地悪さや、心安らぐことに、わたし自身も共鳴します。ぴたりとはまる表現に、気持ちよさを感じました。
原作者のジュリーが、生活の中で感じるひとつひとつの感覚をしっかりと捉えられているから、言葉やイラストとしてアウトプットできるのだと思います。心の奥深くに眠る本当の自分の声を知り、和解するためにがんばった彼女を尊敬しますし、その言葉に勇気をもらいます。
自分がアスペルガーであることを知った彼女が、自分を大切にしながら生きる視点で考えが表現されているところが素敵だなって思いました。
アスペルガーであっても、そうでなくても。感覚の過敏さや、人との違いに生きづらさを感じていたら、ぜひ読んでみてほしい一冊です。
<本のあらすじ>
○居心地の悪さの理由
この本の主人公マルグリットは、27歳の女性でフランスに住んでいます。
好きなものは動物、ポカポカ暖かい日差し、チョコレート、ベジタリアンフード。
お家で動物たちとのんびり過ごす時間に癒されています。
一方で、賑やかなパーティや急な予定変更、冗談を理解することなどが苦手です。
見た目こそみんなと同じですが、中身はまったく違うことに、誰よりもマルグリット自身が困惑していました。
「わたしだってありのままを受け入れられる価値があるはずなのに・・・」
マルグリットは、自分が感じている居心地の悪さについて、インターネットで情報を集めます。
そうして辿り着いたのが「アスペルガー症候群」でした。
○わたしはアスペルガー症候群
マルグリットは自閉症情報センターで検査を受け、ようやく「アスペルガー症候群」の診断を獲得しました。
「当たり前じゃないことが、ようやく当たり前になった!」
マルグリットはとても喜びます。
しかし、アスペルガー症候群の診断を受けても、彼や会社との間の居心地の悪さが解消されることはありませんでした。
「あなたにだけ特別扱いはできない」
「言い訳ができてよかったな!」
現実の見えない壁を前に、マルグリットは悲しい気持ちになってしまいます。
そのとき・・・
○アスペルガーを知ってほしい!
「今こそ立ち上がるのよ!マルグリット」
小さな自分の声が聞こえました。
それは、人とは違う自分を彼女自身が引き受ける覚悟をした瞬間だったのです。
その後、マルグリットは彼と別れ、会社を辞め、夢だった社会心理学の勉強を始めます。
彼女の発信するブログや動画は150万件以上のアクセスを集めます。
偏見と戦うことが、彼女の一番の関心ごとになりました。
ついには本書『見えない違いー私はアスペルガー』を出版するまでに至るのです。
でもこれは表面的な結果です。
重要なことは、彼女が自分を知り、自分を愛せるようになったこと。
苦しみも自分の一部として引き受けた時、自分らしい人生を満喫できるようになったということです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
また、参考になる本や映画などの感想が書けるといいなと思います。
スゥスゥ