Psychoro
ワークショップ

サイコロワークショップを開催しました!

2021年10月6日

 

2021年6月26日、7月1日、7月10日に、国立精神・神経医療研究センターの小塩靖崇先生をお招きし、サイコロワークショップを開催しました!

時間がたってしまいましたが皆様にご報告とお礼です。

 

2022年度からの新しい学習指導要領に「精神疾患の予防と回復」という項目が盛り込まれます。学校現場でどのように精神疾患を伝えたらよいのか、スティグマを減らすにはどのような工夫をしたら良いのかなどなど、研究知見をもとに精神疾患教育のポイントについてお話しいただきました!

 

 

初期症状を見逃さないよう、精神疾患の特徴を押さえよう!

第一部では、学校で精神疾患を学ぶ意義、精神疾患の特徴および予防について学びました。個人的に印象的だったのは、精神症状の初期症状(睡眠や食欲の変化、集中力・意欲の低下)は当たり前に経験するからこそ、見過ごされがちということです。それを防ぐために、精神疾患の特徴、予防の仕方を勉強する必要があるのだと感じました。

 

■精神疾患の予防方法を学ぼう!

第二部では、精神疾患の回復やスティグマに関する最新の研究知見について紹介いただきました。個人的に印象的だったのは、小塩先生の研究チームで作られた精神疾患の予防と回復に関するアニメサイト「こころの健康教室 サニタ」です。サニタでは授業教材としていくつかの精神疾患を題材としたアニメが掲載されています。アニメはすごくわかりやすく、お子さんでも楽しく学べる内容でした。

 

スティグマを減らすための方法をグループディスカッションをしました

第三部では、これまでの研修内容をもとにスティグマを減らすための取り組み方についてグループディスカッションを行いました。そこで出たアイディアをいくつかご紹介します。

まず、メンタルヘルス不調を1つのライフイベントとした人生を考えよう、という「人生を考えるカフェ」。メンタルヘルス不調を“想定外”ではなく“想定内”のライフイベントとすることで、万が一メンタルヘルス不調が生じた場合にも対応できるようにしようというところがポイントです!

そして、ご家族や学校の先生方を対象に、メンタルヘルス不調の知識や対応方法を知ってもらおう、という「家族/教員向けの情報発信」。適切な対応方法を知ってもらうことで、本人の心理的安全性を高めることが狙いです!

その他にもいろいろなアイディアを共有することができました。個人的には、「人生を考えるカフェ」がすごく面白く、役に立ちそうなアイディアだと思いました。

 

参加者の声

・義務教育の中で精神疾患に対する教育行うことになるという話はニュースで見ていたのですが、どのような内容を扱うかを把握していませんでした。子どもたちに、どのような情報が伝えられるのかを具体的に知ることができて大変勉強になりました。

・小塩先生が講義の中でおっしゃっていた「将来自分たちが相手にする人たちが、どのような知識を持った人たちなのか」を知っておくことは、臨床現場でも大変重要なことだと感じました。同時に、子どもや保護者さんたちにどのように精神疾患の知識を伝えていくのかはとても難しい課題だと感じました。

・精神疾患に関するスティグマの解消はなかなか難しいかと思いますが、学校教育でとっつきやすい形で取り上げていくのは確かに次世代への種蒔きになるかと期待します。精神疾患を抱えていても、治療や何らかの支援を受ければ日常生活を送れる、こういった認識が広がっていくといいですね。ありがとうございました。

その他たくさんのご感想をありがとうございました!

 

最後に

小塩先生の雰囲気もあり楽しく、実り多い研修会になりました。ご参加いただきました皆さま、そして小塩先生、本当にありがとうございました!

今回はコロナの関係でオンラインでの実施となりましたが、コロナが落ち着いたら皆様とお会いできることを楽しみにしています。

 

 

今後のワークショップ情報

①みんなで作ろう!ゲームとのつきあいカタログ‐ゲーム依存症のエビデンスを元に‐

 日時:11月23日(火・祝)、12月12日(日)

 講師:横光 健吾 氏(川崎医療福祉大学)

 

②本気で予防を考える!‐公衆衛生と臨床心理学の接点‐(仮)            

 講師:土井 理美 氏(東京医科歯科大学)

 詳細は決まり次第、サイコロ各種SNSに掲載予定

 

③精神疾患のお薬(仮)

 講師:原 伸輔 氏(大阪大学医学部附属病院)

 詳細は決まり次第、サイコロ各種SNSに掲載予定

 

 

 

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